2年生の1ヶ月と緑の週間の休みが終わりました。皆さんのテーマ案の提出に基づき、職員の担当を決めました。それぞれの卒業研究に、力を入れましょう。そして、その成果を日々、発信していくことを勧めます。
「各自の研究テーマを設定し、研究開発を行う。」とあります。(授業要目による)
「ものづくりに活用する情報技術要素が含まれる課題について計画し、設計から開発及び評価までのプロセスを通して、発表及び報告書等の作成方法を演習する。」(カリキュラム表による。)
研究:日本語大辞典では「広く調べ、深く考えること(research, study)」
研究開発: 「新しい科学的知識の獲得や実用化をめざすこと。一般に基礎研究・応用研究・製品化の段階を経て進められる。(research and development)」
(上では明示していないが,新規性(独創性),有用性,発展性,信頼性などが求められる。(職業能力開発 報文誌での募集要項など))
論文:「意見または研究の結果を筋道をたててまとめた文章( thesis ) 」
(完結性−問題設定,方法,結果,考察,結論等の諸要素を備えた内容であること。)
先輩の成果等も参考にしてください。(玉石混淆です。良い点を見習い,悪いところは注意して行く)( いろいろなテーマで卒業研究が行われています。継続研究の場合もあります。)
報告書や論文の書き方と発表については,篠田義明著「コミュニケーション技術」(中公新書),この本の抜き書き(学内のみ)、林徳治編著,情報社会を生き抜くプレゼンテーション技術-相互理解のための自己表現術-, ぎょうせい, 加藤 雄一郎, プレゼンテーション技術(「東京工業大学 工学部 経営システム工学科 ビジネス創造」講議記録07/14/2000)などを参照してください。
1)自主的に行う。(参考書や文献など図書室等で調べて,必要なら教材費からも購入します。しかし,個人的に利用するためには,自分で買って自由に書き込んで使うのが良いと思います。)
2)計画を立てて、進捗を自己管理する。(ミーティングを卒研の時間の始めに行います。)
始めに,全体の計画,次に月間(週間,日)と細分化して計画を作り,実績を記録します。
3)研究開発の記録を作る。 ・卒研のノートを渡しますので,これに1日毎に改ページして, 『やること(計画) 』と『やったこと(実績)』を記録のこと。( 参考Bell Laboratory のnotebookの紹介記事)。なお、これは、Webページに発表するための元の資料ともなります。
4)発表したり, 提出する卒業論文はワープロ(Word)で書く。ソースリストや図などは, その中に貼り付けます。(中間・成果発表でのプレゼンテーションはパワーポイント−電子OHP,スライド-で行う。) 1週間の報告や計画−各自発表( 一人5 分, 全体で30分)。これも、Webページを使ってしよう。
みなさんのテーマについての年間の研究開発計画を今月(5月)中に作ること。A4で2ぺージ程度。
1)中間発表会 10月上旬頃? 2)成果発表会 来年2月中旬(あるいは、3月上旬)頃?
1)研究開発の目的と意義(何のために行うのか,どんな意味があるのか?など 研究開発の位置づけを示す) 2)研究開発の内容(開発するシステムの機能・構成・開発の環境など) 3)研究開発の見込まれる成果 4)作業項目(工程)と日程表
(1の計画書に追加する事項) 1)研究開発の進捗状況 2)今までの成果 3)問題点と対策
1)はじめに(目的,意義,概要など) 2)研究開発の方法,システムの構成と内容,設計・製作 3)結果と考察,システムの評価 4)おわりに(まとめ,反省・問題点,今後の課題など) 5)参考文献
卒業研究を進めるにあたって、似たテーマを研究していたり、関連のあるテーマなどがある。なお、テーマでは直接の関連が無くても、進め方などで参考になることが多々あると思う。せっかく、いろいろな結果が解ってくるのだから、それを日々、発表していくことが励みになるだろうと推測する。(小生の例でいえば、趣味の「家庭菜園」のページがある。)
Webページの編集などに、それほどの時間をかける余裕が無いと思うので、凝る必要は全然無い。まずは、テキストだけでも良い。必要なら、図などを加えると解りやすいこともありうるが。
集中実習期間を除き、週単位が良いと思う。ただし、普通は週に月・木・金曜の3回の時間があるので、それらの明細はページの中で、記述してほしい。なお、集中実習では、日ごとに作りましょう。
タイトルでは、その週の主な内容をつけてほしい。 bodyでは最初に<address>タグを付けて、作成日、トップへのリンク、メーラへのリンクを付けること。 内容では、解りやすい記述とすること。(見出しを付けるとか、ハイパーリンクを付けるなど。)
以上