関谷の日常の文書作業では、メールとHTMLの使用が多い。そこでは、テキスト形式のファイルであり、wordでの整形作業に相当するものは、少ない。
テキストファイルでの改行は、段落が変わったときにのみ、使用すること。これは、折り返しが、行の幅によって変わったときに重要になる。余分な改行を作らないためである。
改行は、Wordでは段落記号として、書式設定などの単位になっている。段落前・後の間隔、段落内の行間で、縦方向の文字の配置を決めている。横方向でも、インデントで、最初の行と残りの行の左右の余白や、字下げ・ぶら下がりを決める。次に述べる禁則処理も段落単位である。
3章の練習問題−2で、樋口さんからの指摘から、禁則処理について学習した。第2段落の最初の行で、全角の"、"を入力しても、半角の"、"になってしまう。これは、句読点のぶら下がり、禁則処理が関係していた。
これらの指定は、書式->段落の「体裁」タブの「改行時の処理」で指定する。さらに、詳細ボタンをクリックして、「文字体裁」ダイアログボックスで、カーニング、文字間隔の調整、禁則文字の指定をすることになっている。
カーニングや文字間隔の調整は、「しない」方が、分かりやすい。(活字と同様に等間隔になる。)
文書の入力に慣れるには、できるだけ、すべての問題を新規作成で、最初から入力するのが良いが、はじめは、まだ、タッチタイピングの練習中であり、それには時間が掛かる。そこで、テキストに添付のCD-ROMの文書を利用して、途中の段階から、編集や入力をすることにしたい。
4 印刷の実行後、ネットワークプリンタでは、普通は、数秒後に印刷が開始される。もし、自分の出力したものが出ないなどの時には、出力した「プリンタアイコン」を開いて、印刷状況を確認すること。出ないからといって、何枚も出力することはだめ。もし、印刷の待ち行列に、同じ文書がたくさんあれば、それらは、選択して削除する(Delete)こと。
「通常使うプリンタ」として設定したものが、印刷ダイアログボックスのプリンタ名のドロップダウンリストボックスに表示される。ここで、それ以外を使うときには、その都度、指定することができる。
「通常使うプリンタ」として、AutoCAD用のプリンタを設定した場合、Wordの「フォント」のドロップダウンリストボックスには、少ないフォント名しか出てこなくなる。通常使うプリンタは、富士通XL5600のページプリンタとすること。(2000.10.20朝、ab103で見つけ、「MS 明朝」が出るようになった。
式(関数)をコピーして、名前の変更を行うには、セルを絶対参照にすると良い。p.76でのROUNDDOWN関数の引数を$D6とすると、残りの列のp.78 ROUNDUP()、p.80 ROUND()では、ROUNDDOWNセルを右の2列にコピー後、それぞれのセルで、p.72での計算式の変更を行う。
(絶対参照については、p.110-113を参照のこと。
以上