2001年11月9日 作成
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作者へのメッセージ
KIPスクール2000でのXML学習
第10回職業能力開発発表会にて
2001.11.9
九州職業能力開発大学校
専門課程 情報技術科
関谷順太
目次
- はじめに
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KIPとKIPスクール2000
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KIPスクール XMLグループ活動
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XML FAQ、どこで使われるか
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XMLでのWebページ例
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おわりに
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参考文献・URL
1.はじめに
- KIP
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KIPスクール
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平成12年度KIPスクール
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XMLグループと活動内容
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XMLの概要と事例
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XMLでのWebページ例
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平成13年度のXMLグループ活動
- 設立:平成元年5月
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正会員22社(北九州市に本社がある情報サービス企業や団体)
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賛助会員26(その他や学校-当校を含む)
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事業内容
- 情報提供
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人材育成(新入社員技術教育、kipスクール)
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交流
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広報
KIPスクール(中級・上級教育)
- 参加者を見ると、初級・中級教育か?
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具体的なテーマ別にグループ編成
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自主的な勉強会
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発表者(関谷)の参加グループ
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Java(1996−1998)
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Linux(1999)
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XML(2000-2001)
2000年度KIPスクール
- 期間:2000年9月〜2001年3月
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第1回全体会(グループ編成):9月20日
- XML技術の習得 11名
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Java技術の習得 24名(2分)
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Linuxの研究 4名
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第2回全体会(中間報告)12月13日
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第3回全体会(成果発表)2001年3月16日
3.KIPスクールXMLグループ活動
- 第05回 2000.11.28 リンクとポインタ、XMLのアプリケーション(関谷、城野)
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第06回 2000.12.12 XML構築ツール(間、真田)
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第7-10回 2001.1.16/3.6 小グループ活動1-4
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第3回全体会(成果発表)
- 活動の概要
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XMLの概要
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3グループでの作品の発表
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ドキュメント管理(NCK 若菜、 KPC 関谷)
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情報検索システム1と2
4.拡張可能なマーク付け言語XML
(eXtensible Markup Language)
- インターネット時代の文書/データ記述言語
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SGML(ISO8879)のサブセット
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(SGML:Standard Generalized Markup Language,ドキュメントを構造化するためのタグを使うマーク付け言語)
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アプリ固有の要求に合わせて拡張可能
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WWWクライアント側でのアプリやデータベースの操作対象
村田真スライド[2]4 / 52
XMLの制定状況
- 1998年2月10日にW3Cが勧告化
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(W3C:World Wide Web Consortium,Webブラウザ/サーバー技術の標準化を進めている団体)
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国内ではJISのテクニカルレポートとして1998年5月
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DOM(Level 1-1998.10、Level 2-2000.11)
-
Namespaces in XML(1999.1)
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XSLT 1.0(1999.11)
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Xpath 1.0(1999.11)
村田真スライド15 / 52
XMLの二つの顔: データと文書
- データ:現時点では、 こちらが圧倒的
- プログラムが利用するためのデータ
-
一般のユーザは読まない
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文書:本来想定された用途
- ユーザが読むための文書
-
SGMLはもともと文書のための規格
村田真スライド24,5,7 / 52
なぜXMLが必要か
- HTML(HyperText Markup Language)の限界
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ブラウザ専用の固定されたタグ。
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ブラウザでの表示と印刷に限定される。
-
XMLの考え方
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任意のタグを定義可能。
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アプリケーションで利用可能。
村田真スライド 5 / 52
XMLの実装状況 XMLツール
- パーサ: 多い
-
エディタ: 増えてきた
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フォーマッタ: 増えてきた
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ブラウザ :増えてきた
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コンバータ: 増えてきた
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データベース: 増えてきた
-
その他: 多い
村田真スライド 13 / 52
DOM(Document Object Model)
- XML文書、HTML文書を操作するためのAPI
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プラットフォーム独立かつプログラミング言語独立
-
1998年10月にW3C勧告として発行
村田真スライド 32 / 52
XSL(XML Style Language,or
eXtensible Stylesheet Language)
- XMLを表示・印刷するためのスタイル
-
CSSと上位互換かつDSSSL のサブセット
(CSS:Cascading Style Sheets,HTML用スタイルシート )
(DSSL:Document Style Semantics and Specification Language,SGML用スタイルシート ) -
構文はXML
-
1998年8月に最初のワーキングドラフト
村田真スライド 33 / 52
XLinkとXPointer
- XML文書のためのリンク機能
-
URLによる単一方向リンクを拡張
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HyTime(ISO/IEC 10744)とText Encoding Initiativeガイドライン(TEI P3)がベース
-
構文はXML
村田真スライド 35 / 52
XMLはどこで使われるか[3]
- XML:SGMLから発展してきた技術
- 文書の情報をどんなプラットフォームやマシン、ソフトウェア間でもやりとりできるようにする。
-
文書を「データ(内容)」と「デザイン(体裁)」、「データ構造」に分離した。
-
1.文書:統一的なフォーマットに収める
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2.Webページ
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データとデザインの分離
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ソフトウェアが自動的にデータ処理できるように
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3.データ:EC電子商取引、EAI企業内アプリケーション統合
XML利用の事例[4]
- 大日本スクリーン製造株式会社 :XMLとスタイルシートの連携で大量文書の自動組み版を実現(インフォテリア)
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伊藤忠商事(株):自動車輸出入部品のSCM(Supply Chain Management)を 目指すBtoBウェブサイト「INFIMeX.COM」 (INFormation, IMport and EXport)。
- 株式会社東京放送(TBS):各系列局へ送る番組宣伝情報をXML化して配信するシステムを作成し、本番稼働に向けて準備。(インフォテリア)
XMLの思わぬ壁[5](NC2001.3.12特集記事)
- TOTO購買部調達企画グループ
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事業部と取引先が拒絶反応
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開発コストも割高(XMLの開発経験者が少ないため)
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冗長なデータに苦しむ(NTTif、住友電工)
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応答時間が目標を大幅に上回る→データの厳選、同種のデータを1つにまとめる
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データ定義の整合性が保てない(丸三証券)
- 2000年度 KIPスクール_XMLの目次ページのXML化(データは会合日順のみ)
-
XSLと組み合わせて出力を編集[7]
6.おわりに
- KIPスクール2001でのXMLグループ活動
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Eメールなどを使って進めている。
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懇親会も持った。
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メンバーには、安川電機グループ内の電子商取引サポートやそのサービスの外販などの担当者がいる。
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今年の発表者の学習予定
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XMLでの文書データベース
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XMLデータベースでのWebアプリケーション
参考文献・URL
- 池田実/小野寺尚希:まるごと図解 最新 XMLがわかる,2000.8.28,技術評論社刊
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村田真スライド:XML最新動向からhttp://www.kdel.info.eng.osaka-cu.ac.jp/~kitamura/JSSST/murata/presentation/
富士ゼロックス情報システム(株) 村田 真 W3C XML WGメンバー -
真島馨:これから始める人のXMLガイド,日経ソフトウェア2000年9月号
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インフォテリア http://www.infoteria.com/jp/index.html
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栗原雅:特集XMLの“常識”を覆す-見えてきた万能幻想の真実,日経コンピュータ、2001.3.12、pp.58-61
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関谷順太:「KIPスクール2000XMLグループ活動」目次のXML化、2001.3
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PROJECT KySS/宮坂雅輝:XML+XSLによるWebサイトの構築と活用、ソフトバンク、2000.7.30