2001年9月10日更新  関谷トップページへ CG2001 トップページへ  

図形処理・計算処理実習No.15 ラティス・デザイナー Lattice Designer

1. 前回の14 OpenGL(GLUT入門-2/2)実習内容とそれへのコメント

前回の実習内容

 前回までの2回は、GLUTによる「手抜き」OpenGL入門 和歌山大学システム工学部 床井浩平先生のページを使わせてもらって、OpenGLを学習した。

8.3次元図形を描く
  8.1 2次元と3次元
  8.2 線画を表示する
  8.3 透視投影する
  8.4 視点の位置を変更する

9.アニメーション
  9.1 物体を動かす
  9.2 ダブルバッファリング 10.隠面消去  10.1 多面体を塗りつぶす  10.2 デプスバッファを使う  10.3 カリング 11.陰影付け  11.1 光を当ててみる  11.2 光源を設定する  11.3 材質を設定する 12.階層構造 <参考> 実験1.ウォークスルーの実験 実験2.立体視の実験

前回の実習とWebレポートへのコメント

 OpenGLのグラフィック機能とその使い方を考察すること。
 そして、例題などを改造をする。あるいは、自分の作品をつくる。
 注:アニメーションのコマ送りでは、回転中にもコマ送りに切替えれるように、まず、回転を止めてから、1コマ送るようにすると良い。これは、床井先生にメールしたところ、早速、ページを変更してくださった。

 皆さんのWebページをアップロードが遅れている人が半数以上もいるが、どうしたのか?前期で図形処理の授業が終わるので、9月末までに、これまでの整理をすること。 ただし、授業では、新しいことを学習しているから、まずは、その日の課題に集中すること。その日の課題が終わってから、以前の課題の続きをすること。

2.今日の学習-ラティス・デザイナーLattice Designer の試用

ラティス・デザイナーとは?

CGのアプリケーションソフトは、いろいろとある。今回は、ラティス・デザイナーLattice Designer 体験版(期間限定のフリーソフト)を紹介し、チュートリアルで実際に操作を体験してみる。その後で、皆さんの作品を作ることにする。

3Dモデラー
 ラティス・デザイナー(ラティス格子をインターフェイスとして、滑らかな曲面形状を容易に作成できるモデリングソフト):http://www.lattice.co.jp/jp/main.html
Lattice Designer の製品版 『図脳ラティスデザイナー』 (発売:(株)フォトロン/定価:14800円) http://www.photron.co.jp/などがある。

コンテストの作品,Webでのセミナーなど

2000年 春の大格子園大会の審査結果発表 http://www.photron.co.jp/sub-cad/event/modecon/modecon1.htm
これらの作品は、フリーの「XVL Viewer」のインストールをすれば、Webで操作できるのだが、メモリ96MB以上、CPU PentiumU300MHz以上なので、教室では無理のようである。

 大平君のチャレンジ ラティス(連載オンステージ4,5)-図脳ラティスデザイナーを用いた、実践モデリングテクニック-も参考になろう。バックナンバーもある。

Latice Technologyの会長で慶応大学 藤沢キャンパスの千代倉 弘明教授のWebページ

 ここには、CG教育ソフトウェア「はにわ」、製品版?Latice Designerなどを使っての授業の資料や学生の作品がある。
CG Textbook では、CGについてのWebハンドブックがある。

ラティス・デザイナー体験版のインストール

ファイルサーバのI:\archives\LatticeDesigner34フォルダにインストールファイルltds34j.exeとマニュアルmanual.pdf,manual3.pdf, チュートリアルtutorial.pdfのファイルをダウンロード済みである。
 インストールは、このフォルダ-のltds34j.exeを実行する。 初回の起動時に必要なユーザ名とパスワードについては、XVLpd.txt(ユーザ名とパスワード連絡のメール)を参照のこと。このテキストファイルを開いて、初回の起動でのユーザ名とパスワードの欄にコピー・貼り付けをすると良い。

 マニュアルがpdfファイルであるので、Acrobat Readerが必要である。まだ、PCにインストールしていない場合は、サーバr:\Archive\アクロバットリーダ4.exeをダブルクリックして、インストールのこと。

ラティス・デザイナーの学習方法(マニュアルのP.14から)

 次の順序で本マニュアルを読み進めていくと、LatticeDesigner の機能と操作を効率よく習得できます。

1.第1章 「概要」、第2章 「はじめに」(本章)を読む。
LatticeDesigner の概要やLatticeDesigner を使用するにあたっての必要事項が書かれています。

2.第9章 「チュートリアル」の練習問題1 〜3 を行う。
各手順の指示どおりにLatticeDesigner を操作し、モデリングの練習をします。各問題は少しずつレベルが上がっているので、1 から順番に練習するとLatticeDesigner の機能を効率よく習得できます。

3.好きな形状をモデリングする。
その際、必要に応じて第3 〜8 章の説明を参照してください。第3 〜8 章の目次がそのままメインメニュー・ツールバー・ツールパネル・マテリアルパネル・数値パネル・ブラウザの項目になっているので、必要な説明をすばやく得ることができます。

ラティス・デザイナー体験版でのチュートリアル

マニュアル(manual.pdf)の9章 チュートリアル(tutorial.pdf)を参照しながら、
例題のモデルを作ってみよう

9.1 壷のモデリング
基本的な機能を使って壷のモデリング

9.2 椅子のモデリング
複雑な形状の椅子のモデリング

9.3 手のモデリング
座標系と群の概念を習得する手のモデリング

3 実習課題とレポート

マニュアルの1・2章、9章チュートリアル(例題)を学習して、使い方の概要を知る。
それらやマニュアル、FAQ、フォトロンのページなどを参照して、皆さんの作ってみたい形状を作ろう。

 ファイルの保存では、名前を付けて、標準のファイル形式で保存するほかに、エクスポートで、VRMLファイルとして保存すると良い。後者は、分割数が2のため、ラフになるが、ブラウザでそのモデルを操作できる。リンクの仕方は、htmlファイルのなかで、新しいページとしてリンクプリミティブ例 あるいは、同一ページ内プリミティブ例で、VRMLブラウザを起動することができる。

 レポートには、作品のイメージあるいはVRMLでエクスポートしたものをつけて、考察を行い、ハイパーリンクのこと。
(、Vrmlファイルとしてエクスポートしたものでないと、Webでは操作できない。完成画面をPrintScreenで取り込み、圧縮したものは単純に1画面を表示することになる。)