テキストを使っての例題をやりながら、Excelの学習を行っている。進度は、個人差がある。速い・遅いの違いはあっても、この学習方法では、テキストの通りにはできるが、ほかの表を作ることが、まずはできない。その理由は、表の作り方が、まだ、自分のものになっていないから。そこで、テキストの章末の練習問題や、「FOMのExcelドリル」などの対応する問題を自分で、やってみる必要がある。後者の場合、まず、作成手順をノートに自分で書いてから、テキストのヒントとっ照合するのがよい。そして、より良い方法を選択してから、実際の表の作成を行う。
ファイルとシートの考え方は、1章 step7に解説がある。4章では、実際に複数のシートを使って、串刺し集計を行う。練習問題などのファイルの扱いであるが、ブックを章単位に作り、その中での例題や、練習問題をシートに分けていくのが、わかり易いと思う。すべて,1シート1ブックでも作れるのだが、そうすると、ファイルの数が多くなってしまう。
なお、ファイルを別にするときは、最初に名前を付けて保存で、ファイル名を変えて保存しておけば、あとは、操作の1つの区切りごとに上書き保存をすることで、不意に中断した場合の再起動で、少しの手戻りで復旧することができる。
マウスを使っての操作では、Ctrlキーを押した状態で貼り付けすると複写になる。「シートの移動またはコピー」ダイアログボックスでは、「コピーを作成する」チェックボックスのチェックによる。
シート見出しをダブルクリックする方法と、シート見出しでの右クリック(ショートカットメニュー)から、「名前の変更」を選択する方法を紹介している。他には,「書式」メニュー-「シート」-「名前の変更」もある。
複数のシートを選択すると、グループ化されて、作業しているシートに加えた変更が、選択されているすべてのシートに反映される。
同じ表構造のシートでの集計である。行数や列数が違ったり、見出しの項目が異なるときには、「データの統合」処理を必要とする。後者については、ヘルプを参照のこと。
ウィザードを使って作成する。グラフオブジェクトの編集については、対象の右クリックでショートカットメニューを出して、その中からコマンドをクリックするのが良い。
マウスを使っての操作では、グラフエリアの選択後、ハンドルのドラッグ(大きさの変更)、あるいはエリア内でのドラッグ(移動)となる。
対象のオブジェクト「数値軸」をダブルクリックして、「軸の書式設定」を表示するほか、p.113の右クリックにあるように、ショートカットメニューから選択することもできる。
桁区切りスタイル、表示形式の日付、日本語入力規則を解除するなどの設定、オートコンプリート機能、セルにリストを表示して、31レコードのデータを入力する。(商品名や数量などの値は、テキストのとおりでなくても構わない。)なお、単価は、別に「製品名と単価の表」を作ってそれを参照しても良い。表の値の自動参照については、§60に説明がある。
p.135のワンポイントの中段にあるように、フォームを使っての入力もできる。
グラフタイトルの追加は、グラフエリア内でのショートカットメニューから、グラフオプションを選択して、グラフオプションのダイアログボックスの「タイトルとラベル」タブで入力する。なお、このグラフでは、ドラッグによるサイズの変更が制限されているようで、ダイアログボックスでの変更しかできないようである。
全ページに見出しを表示するには、ページ設定-シートで、行のタイトルを設定する。p.159のワンポイントにあるが、拡大縮小印刷も便利である。
練習問題は、シートを問題ごとに変えて、作成のこと。ファイルは、章ごとに1つとする。
レポートには、表・グラフの下に、テキストボックスを追加し、考察(実習年月日、氏名、課題とそれについての学習内容と感想など)を追加のこと。
印刷した紙を区別できるように、ヘッダー/フッターとして、作成者の番号と氏名、作成年月日、時刻を付けること。印刷した作品の提出は最後のシート分のみ1枚とする。ヘッダーとフッターについてはテキストp.83を、印刷プレビューはp.84を参照のこと。
今回からは、ファイルの提出も行う。ファイル名は、半角の出席番号2桁氏名月日n.xlsとする(月日は半角で6_6、nは、空白、1,2,...とする。)提出先は、J:\アプリケーション演習\Excel6_6フォルダとする。これは、式などの印刷では分からない値を見たいため。