2001年1月18日新規作成
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No.30 「ExcelVBA 第10章 グラフ(つづき)、第11章 参考学習 <補足>フォーム、図形描画、エラー処理など」

2001.1.25 関谷

「ExcelVBA 第10章 グラフ(つづき)」

10-4 グラフ作成プログラムを作成する

10-4-1 プログラムの確認

 グラフの新規作成については、テキストの通りである。サイズデータの入力は,InputBox関数を使う。(InputBox関数については、テキストp.53-54を参照)

10-4-2 プログラムの作成

 コードの書き方の補足(メソッドの引数の渡し方)
ApplyCustomType、SetSourceDataなどのメソッドは、引数を持つ。これに対しては、引数名:=式[,引数名:=式]で書いて、引数とその値を指定する。

 プロパティなどのスペルエラーがあると、入力した単語が大文字で始まらないので、エラーと分かる。その場合、.を入力した後に、表示される候補一覧から、↓や↑で選択し、確定(Enter)するようにするのが良い。

 デバッグでは、ステップインで、パラメータの変更によるグラフの変化を1つずづ確認しながら進めるのが良い。元のグラフと違ったら、その上の行から、オブジェクト名やデータなどの間違いなどが分かる。

10-4-3 プログラムの動作確認

参考 画面の表示方法


「ExcelVBA 第11章 参考学習-イベント駆動型プログラム」

11-1 上書きする前に別セルにデータを移す

10-1-1 セルのデータが変化するとき

 セルのデータが変化するとき(Worksheet_Changeイベント)、その前に何らかのアクションを起こすには、セルの選択範囲を変更した時点(Worksheet_SelectionChangeイベント)で,状態を記録しておく必要がある。
 Worksheet_Changeイベントは、データの変更の有無ではなく、そのセルに何らかの操作(例えば削除後追加)があると発生する。

11-2 閉じる前にブックを上書き保存する

11-2-1 閉じる前

 閉じる前に何らかのアクションを起こすには、「Worksheet_BeforeClose」イベント使う。
 上書き保存は、「ActiveWorkbook.Save」である。


参考実習 フォームの優位性

  1. 業務への特化
  2.  ユーザフォームを作るほかに、データフォームを使えば、選択範囲の表(リスト)から単票のフォームができるので、それで入出力することができる。

  3. 複数の計算方法
  4.  「ローン返済シミュレーション」のように、普通は、購入金額と頭金、利率と返済月数から、毎月の返済額を計算するが、購入金額と毎月の返済金から、頭金を算出することもできる。後者は、ワークシートではゴールシークやソルバーでないと、計算できない。

ローン返済シミュレーション

 実習は、「ローン返済.xls」を開いて、実行とコードの詳細を調べること。(必要なデータをテキストボックスに入力後に「計算」し、結果を見る。「クリア」して、再度、条件を変えて「計算」する。最後にフォームを「閉じる」

(注) このプログラムでは、結果を印刷・保存していない。フォームのデータと計算結果をワークシートに行を増やしながら書き出しておけば、後で、計算表としてまとめて印刷することも出来る。

以上