この8,9章では、長文作成での便利な機能を学習している。例題がいくつか用意してあるが、これらの中身(作り方、構成・文章など)を参考にすると良い。例えば、アウトラインの章・節・項などは、会則、契約書やマニュアルなどの構成に使える。それらを作っていく過程で、アウトラインを使えば、構成の変更が簡単にできるし、番号の体系も、いろいろと変更できる。
文末脚注は、報告書や論文などでの参考文献の表示に使っている。番号の自動設定/更新ができるので、参考文献の追加や削除をした際に、大変に便利であろう。
<参考>脚注と文末脚注;
<Point1>脚注の削除:脚注番号も文字列と同様の操作で削除できる。脚注内容も連動して削除され、自動脚注番号を使用しているときには、削除した番号以降が自動で振り直される。
<Point2>脚注内容のポップヒント:本文の脚注番号をポイントすると、脚注内容がポップヒントで表示される。
<参考1>脚注番号と脚注内容の移動;
<参考2>脚注と文末脚注のオプション;
新規文書の作成を、アウトライン機能を使って行う。脚注を付ける。
「書式設定」の「箇条書きと段落設定」での「アウトライン」タブでの「章・節・項書式」選択とその「変更」クリックの「アウトライン番号の書式設定」ダイアログボックスでは、レベル別に、連番の書式、番号の種類、左インデントからの距離などを指定して、プレビューで確認できる。
印刷レイアウト表示では、整っていなくても、実際に印刷すると、きちんと印刷される場合がある。あるいは、印刷レイアウト表示や印刷プレビューできちんと表示されないとき、対象の行(段落)を選択して、レベルの上下を繰り返すと、正しく表示されるケースもあった。
それでも正しくない場合は,水平ルーラのインデントマーカやタブマーカをドラッグすることになる。本文(「標準文字列」)のインデントは、インデントマーカで指定する必要がある。あるいは、連番と見出しの開始文字との間隔については、連番の書式の最後に空白を入れるか、左揃えタブ(L)をドラッグして、調整する。
<参考1>書式を検索条件として指定する;《検索と置換》ダイアログボックスの《オプション》→検索グループの《書式》
<参考2>検索後のスクロールバーでの(前を検索/ジャンプ)ボタン、(後を検索/ジャンプ)ボタン:《検索と置換》ダイアログボックスを閉じても、このボタンで、直前に《検索する文字列》に入力した文字列を検索できる。
<参考1>赤の波線の表示/非表示;
<参考2>文章校正コマンド:
文字列の検索、置換、フォントの色を検索条件にして文字列を検索し、別の文字列に置換、文章校正コマンドによる1括での文章校正。
以上