2000.5.15, 7.12 KPC 情報技術科 関谷
分かりやすい・読みやすいC言語のプログラムを作るために、ソースプログラムの様式を以下のようにお勧めします。 1.コメントを入れる。 1.1 ファイル名、作成日、作成者(先日の岩元先生のアドバイス) 1.2 日本語のプログラム名・概要(テキストのlist n-mm の次の文字列など),考察(注意することなど) 1.3 プログラム仕様 ・入力 ・処理(アルゴリズム-処理手順、プランなどとも呼ぶ) ・出力 (この書き方は、ブロックなどのレベルに応じて、番号を取ると共に、字下げをする。 変数名は、日本語名とプログラムでの変数名を続けて書く。2000.7.12 例[double lagrangian(int m, double x[], double f[], double xq)] ラグランジュ関数(補間多項式の和を求める) 1)補間値fxqを0.0とする。 2) 項番号iを初期値0とし、m-1以下のとき、項の計算を繰り返し、終端でiを+1する。 2.1)分子bunsi、分母bunbo(積)の初期値を1.0とする。 2.2)積のループ添え字jを初期値0とし、m-1以下のとき、積の計算を繰り返し、終端でjを+1する。 2.2.1)j!=iのとき、 2.2.1.1)分子、分母のj変数分の積をそれぞれ求める。 2.3)第i項の値fxqi=bunsi/bunbo*f[i]を計算する。 2.4)第i項の値fxqiを補間値fxqに加える。 3)補間値fxqを返す。 1.4 ソースのブロックや行に対して、右側に日本語で説明する。 (テキストの例では、水色で説明してある部分など) (注)秀丸で設定:タブキーは、4文字の設定。行のカウントはエディタ的、インデントは、C言語。 1,5 実行結果を貼り付ける。あるいは、リダイレクトでアペンド(追加)する。 リダイレクトは、テキストのp.213-215を参照のこと。>>はアペンドで、ファイルの最後から追加する。なければ新規に作る。 2.プログラム名やプロンプト(入力促進文)、入力データ(チェックプリント)を表示する。 2.1 プログラム名などのタイトル:これは、誰が、どんなプログラムを実行しているかを分かるようにするためです。 2.2 プロンプト(入力促進文):なにを入力するのかを、明確にするためです。 2.3 入力データ(チェックプリント):どんなデータとして読み込んだかを表示する。 (正しく、データが読み込まれているか。今後の問題では、それがデバッグの助けになる。) 以下に、例題ex210.cの例を付けます /* list 2-10 ex210.c, 2000.5.12, KPC sekiya, 入門C言語、新版p.66-68*/ /* 変数の値を表示しながらカウントアップする */ /* 考察 1. 2. */ /* プログラム仕様 ・入力:なし ・処理:1から2までを表示する(while) ・出力:0,1,2, */ #include <stdio.h> main() { int i = 0; printf("list 2-10 ex210.c, 2000.5.12, KPC sekiya\n"); printf(" 変数の値を表示しながらカウントアップする\n"); while (i < 3) { /* 条件式(i<3)が真の間 ブロックを繰り返す*/ printf("%d, ", i); i++; } printf("\n"); } /* 実行結果 list 2-10 ex210.c, 2000.5.12 KPC sekiya 変数の値を表示しながらカウントアップする 0, 1, 2, */